2020/02/23 - 2020/02/23
2位(同エリア43件中)
SRさん
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ペトラ遺跡から戻った後、ヨルダンのアカバから深夜発のフェリーに乗り、対岸のシナイ半島にあるエジプトのヌウェイバを目指します。
そこから、陸路にて紅海リビエラの小さなビーチリゾート、ダハブに立ち寄ります。
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準備万端整い、タクシーに乗ってアカバ・フェリー・ターミナルを目指す。8JD
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ヨルダンの入管、非常にピリピリしたものを感じる。
機嫌を損ねると何かまずいことになるんじゃないかという雰囲気さえしたので、とりあえず目立たないよう従順に振舞っておく。
以下、実際にやった出国手続きの手順。
1.荷物検査、その際パスポートとチケットもチェック。
2.出国税の支払い。10JD
3.パスポート、チケット、税を支払ったときの半券を提示して出国審査。
あとは、ターミナル内の売店で水を買っておいた。0.4JD -
出国手続きが済み、フェリーの搭乗に向かう。
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これがアカバ・ヌウェイバの間の紅海を結ぶ国際フェリー。
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乗る際、チケットは回収される。
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船内にて、エジプトの入国カードが配布される。
おお、これはネフェルティティたんではないですか・・・
まだ見ぬエジプトへ、膨らむ期待。 -
乗客の多くはエジプト人のように思われ、船室内はかなり過密で、あまり居住性が良いとは言えなかった。
暫く経って「Infomation & Passport Office」と書かれたカウンターに列ができ始めたので、書き終えた入国カードと、パスポートを提出する。 -
写真は、甲板の散歩。
出港してしばらくした後、カーキ色の制服を着た、物腰の柔らかな初老の男性が来て、いくつかの質問をされた。
「これからどこへ行くんですか?」
「ダハブ」
「滞在先は?」
「ディープ・ブルー・・・ダイバーズ・ホステル(適当)」
「ほう、ダイビングを・・・何日間?」
「2、3日」
「それから後は?」
「カイロ・・・」
それから、船に乗っている外国人のことを把握したがっていたようで、他の外国人見なかった?とも聞かれた。 -
それから10分ほどして、外国人だけが上の甲板の部屋に呼ばれた。
手頃な広さのラウンジのような部屋に数人の外国人旅行者がぽつんと座っていて、東洋人は自分一人だけだった。
座っていると一人の現地人の乗客に見つかり、自分に何がしか言って来るようになった。まあ、下の客室の過密ぶりと比べたら、外国人だけが特別扱いを受けているように見えたのかもしれないが(実際そうともいえるが)、それを自分に言われても困るし、実際言葉もわからないので「イングリッシュ・プリーズ」とだけ言っていたら、そのうち居なくなってしまった。 -
その数十分後、再び初老の男性から質問を受け、その内容は明らかに検疫に関するもののように思われた。
「いつ日本を出たんですか?」
「2月14日」
「その後は?」
「シンガポールに1時間、ギリシャに2日、イスラエルに、えー・・・」
「大体でいいですよ」
「1週間くらい。その後、ヨルダンに2日」
それから検温を受け、もう一枚のカードに記入する。今回の旅で初の検温を体験し、当時としては「ここまでやっているなら・・・」という気がしたのも確か。
下船が始まるといち早く外国人が先に降ろされた。 -
下船してからは、上背のある、堂々たる体格の黒っぽい制服姿の男性に案内される。まずはヌウェイバのターミナルに入り、25USD支払ってエジプト・アラブ共和国のアライバルビザを取得し、その上から入国スタンプが押される。
こうして非常に美しいビザが貼られたパスポートの一頁に満足したところで、行き先を確認される。
一緒に入国した外国人は、カイロへ向かうアメリカ人女性が一人と、自分と同じくダハブへと向かうカナダ人の若いカップル。
ここで制服の男性から、ターミナルを出るのは朝まで待つようにと言われ、仕方なしに外国人4人、寒いベンチで朝まで仮眠をとることに・・・。 -
・・・早朝、冷え切った体を起こし、開門と同時にターミナルを出る。
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ヌウェイバ港から伸びる道路。
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ところが制服の男性から聞いていたバスが、見つからない。どうやらここがバスターミナルで間違いないようなのだが・・・。
もしや休みか?と思いかけたとき、通りにセルビス(乗り合いバス的なバン)が通りかかって、「今日は出ないぞ、その代わり450ポンドでダハブまで連れてってやる」ということなので、カナダ人カップルと話し合って、一人150ポンドの折半で、乗ることにした。(当時のレートで1エジプト・ポンド=7円ほど。以下「LE」と書きます。)
もう一人の女性は、独自にカイロ行きのバスを探すようだった・・・グッド・ラック。 -
ガイドブックによると、ダハブは「市街地」「休暇村」「マシュラバ」という地区に分かれているらしく、今回向かうのはマシュラバ。
目的のゲストハウスがこの辺だったので、運転手とカナダ人たちに別れを言って、ここで降ろしてもらった。 -
Penguin Village Dahab
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静かだ・・・。
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徹夜で船に乗り、国境越えで寒い夜を過ごした末にたどり着いた先には・・・
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柔らかな風と、穏やかな波の音。
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目の前には輝かしい海とビーチが広がる。
そして眩い朝日を浴びると、心が溶けていくのを感じた・・・。 -
イチオシ
青い空と碧い海。旅を続けていると、こんな奇跡のような瞬間がある・・・だから、旅はやめられない。
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そこへ運ばれてきたのは、エジプシャン・ブレックファスト。50LE
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言うことなし・・・
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ミルクに、アラビックコーヒーが注がれる。
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にゃんのお出迎え。
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おれには、くれにゃいのか?
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お見送りにゃん。
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何かギリシャのお土産物と似てるな・・・。
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一泊300LE。
狭いけれども窮屈感はなし。それでは、寝ます・・・。 -
午後2時頃、目を覚ます。まずはラウンドリーを出しに行こう。
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アラビアンなベーカリー。
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店先で寛ぐにゃん。
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お土産物屋。
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マシュラバの賑やかなところ。
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Everyday Cafe
面白い空間のカフェに入った。 -
メニューを見てみよう。
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ミルクシェーキ 50LE
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ナポリ・パスタ 55LE
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うん、いやキミのご飯じゃないから・・・
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わーっ、ちょっと待った。
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キミの分もやるからなー、よしよし。
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わーっ!結局食べられるのか・・・。分けてやったのに・・・(涙)
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ここに居ると、あらゆる疲れがスーッと抜けていくな・・・。
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夕暮れの空と海。
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Adam's House
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貸家なのか、別荘なのか・・・。
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ダハブというのは、アフリカ大陸を旅してきたバックパッカーのとってのご褒美のような場所、というのを聞いたことがあります。
そのご褒美感は、中東から来た自分でさえわかるので、アフリカの奥地を抜けてきたなら猶更でしょう。 -
イチオシ
ここでは何かをしなくてもいいし、何者かにならなくてもいい。ただ優しい気持ちさえあれば。
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Soul of Sinai
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イチオシ
砂漠チックなにゃん。
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夕暮れも深くなってきた。
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PlayStation Cafe Dahab
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何て優しい絵なんだ・・・。
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ペンギンに戻ってきた。
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AG Zone
以前はフィルターがないと・・・と思っていたけれど、今やこれが当たり前になった。粉が口に入らないように、ゆっくりとすする・・・この時間が良い。 -
カリー・ライス 25LE
ここは朝コーヒーを飲んだお店。フレンドリーでサービスも良く、また来ることになった。
・・・何となくコメが食べたかったので、満足。
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この旅行記へのコメント (3)
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- あまいみかんさん 2021/04/03 04:56:13
- ダハブはパラディソ~。
- SRさん、おはようございます!
いやあ~、フェリーの中の緊張感、検温を含め、エジプト入国まで
こっちまで、手に汗握る感。
でも、
- あまいみかんさん からの返信 2021/04/03 05:03:46
- 夜明け迄、寒さを我慢した後の紅海(でしたっけ)そばのリゾートは
- カラフルなセッティングが嬉しいですよね!
朝食も丁寧に盛り付けられていて、それが心休まるようにも
見えます。食いしん坊にゃんにも。
途中でスルっとなってしまい、失礼致しました。
あまいみかん
- SRさん からの返信 2021/04/03 22:13:07
- Re: ダハブはパラディソ~。
- あまいみかんさん、こんにちは。
まさに、パラディソ~ですね。
さあ寝る前に朝食でも、と思っていたら、人をダメにするソファー(笑)が完備されている空間で、ビーチを目の前に食事ができるという・・・しかも猫と戯れながら。
こんな風に、まるで全てが用意されていたかのように素敵な場所と出会えることは滅多にないことで、感激してしまいました。
それから、紅海で合ってます!(笑)次回も紅海の予定です。
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