まずは、外の世界から隔離した場所を造り、そこへ人間達を住まわせます。
飲むだけで空腹が満たされ、若さを保ち、健康でいられる”湖”をつくりました。
その水は、人間だけでなく、植物を潤し、空気もきれいにします。
身体にかけるだけで、汚れが取れ、傷が治り、とても良い香りに包まれます。
しかし、何ヶ月か過ぎると、人間達は不満を持つようになりました。
神様は、人間から男女の種別を無くし、その原因を取り除きます。
そして子孫を残せない代わりに、永遠の命を与えました。
調べてみると、綺麗な者が醜い者を虐げていました。
https://anond.hatelabo.jp/20171022210553
少し追記する
人間の英知とは、自身で出来ることの増加ではなく、環境を変えることへの志向から生まれた
例はいくらでもある
利便性と効率の追求によって、職人は消え、仕事は消え、人は人と仕事をしなくなる
人は欲求阻止体験を抱え込むことから解放されつつある。しかし苦悩場面を体験しないで済むということは当然その時発動される自我の防衛・工夫などの鍛錬をしないことに通じる。
人は言葉を使って考えることで世界を内的に再構成すると言われるが、欲求満足や快感が保証される社会では、個人はそうした作業負担を免れる。人格はその構成を拡散させたままでも生存できる方向に向かっており、人は欲求とその満足というパターンを得ているうちは良いが、そうでない時には著しく脆弱な反応を見せる、「考えない」存在になっていくことが懸念されるのである。
事実、対人関係だけはこうした欲求一満足という即物性を欠いている(人をモノ化した際には成立するが)。
現代人に残された難物がコフートの言うように周囲の人間との関係性に悩むことであるかもしれず、またそれも情報機器の助けによって容易に自己完結的な引きこもりへの道が用意されていると言えよう。
この「人をモノ化した際には成立する」というのが、今の日本で行われつつあるのではないだろうか
「現代のオタクは少女をどこまで「破壊」すれば安心するのだろうか」で書いたように
キャラクターとはそもそも、人間性を破壊しモノ化した対象を指す
また、現代における現実の人間関係がそもそも、葛藤回避的である印象もある
お互いに不快な思いをさせないよう、生ぬるい表面的な関係とやり取りに終始する傾向にあるのではないだろうか
その反動としての「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」や「とらドラ!」の存在が持て囃される一方で
彼らの世界には葛藤はなく、それを表現した作品への希求はなく、ただただ苦痛な体験をアニメ媒体を通して追体験させられているように感じられるのではないだろうか
そこにきて「Re:ゼロから始める異世界生活」において主人公が陥るような自己肥大と自己嫌悪といった葛藤に直面化させられると
「主人公が気持ち悪い」「かっこ悪い、見てて苦痛」という感想しか持ちにくく、自分と相対化してみることができなくなる
ネットにおいて「自分がその段階を通過していないから、スバルに対して"ああ、自分もこういう時期あったな"とみることができない」という指摘がしばしばみられるが
北山修が「自虐的世話役」という言葉を作ったのははるか昔であるが、その心性は未だに日本にあると私は考えている 諸家の名著を読んでいただいたり、下記のリンク先に飛んで頂けれ...
「けど、ご主人様は「周りの人」が自分のご主人様になってまうでしょう?」 「鳥取様が「チョコのご主人様」でいようとする事で自分を下に置こうとするのをやめてくれはったら」 ...
「君の顔を焼いたって不安は消えたりしない」 ――緑のルーペ「AFFECTION:ERRORS-HERO-」 僕だけの安らかな世界は、嫉妬、不安、疑い、コンプレックスや、あせり、苦痛にまみれてしま...
https://anond.hatelabo.jp/20171022210553 少し追記する 人間の歴史は自然の克服である、と誰かが言った それはつまり、効率への志向でである 人を鍛えるよりも、道具を作る方に人間は進化して...
追記の追記 「PSYCHO-PASS」の世界観が現代日本で受けたのは そのストーリにおいて「自己決断を機械(シビュラシステム)に任せ、自己に決定・決断を放棄した時に何が起こるのか」という...
https://anond.hatelabo.jp/20171022215710 更に追記 この記事をみて、何となく感想 現代の対人関係においては、人間関係が対等なものから支配・被支配的な関係にシフトしつつあるのではないだろ...
創作物をもとに社会を語ろうとすると的外れにしかならないって増田が言ってた
モノ化されているのは、今まで「俺」で ・何を懇願しても共通の友人に紹介してもらえない ・ネトゲ内ですら共通の友人に紹介してもらうことを断わられ、隣でゲームをすることすら断...
https://www.pixiv.net/artworks/97652638 基本的には色んな作品のネタバレと、ただの連想の垂れ流し ともかく、今回の話は凄かった 杉浦氏が「34話、うまく描けた気がする」「自分は34話みたいな...
ところで男オタに限定して話してるように見えるけど、女オタにも適用できる話だよな、これ。
情けそのもののテーマより、日本人が西洋史感を除いても「情けない」罪に苛まれている、という考察そのものはもっと多くの人に届いても良いね。 リンク先の恋愛~の方は日常的な観...