■暮らしの中のささやかな疑問。

• 宅急便の配達員他、何か集金業務のある仕事の人がコンビニで買い物をする時って、仕事用の釣り銭からお金を出してることが多い。お金を崩すためにそうしてるのかな？って思うけど、買ったもんのお金は帰社してから自分の財布から釣り銭袋に戻すのか、それとも釣り銭袋自体が自前なのだろうか。

• 買い物に行く途中に通る農道の、ある地点によくトンビがトコトコ歩いている。いつもその場所だし、数年前からしょっちゅうそこにいるのだ。近くに木とか生えてない、だだっ広い田んぼに挟まれたほっそい道のそのポイント。どう見てもそこはソイツの巣ではない。餌を捕ってる様子もない。ソイツはそこから飛び立ち、上空をひたすらぐるぐる旋回する。たまにカラスの集団に混ざってトコトコ歩いているが、カラスのあとに続いて飛ぶと、必ずといっていいほど上空でカラスの集団に虐められて逃げ惑うことになる。それなのにトンビはめげずにいつも同じ場所をトコトコ歩き、その上空を旋回する。縄張りなのかもしれないが、他に競合するトンビもいないのに、何でカラスに虐められてまでそんな所に拘り続けるのか謎。

• 江ノ島海岸のカラスほどではないにしろ、例の一羽のトンビとそこそこ共存しているカラス達の行動がなんとなくトンビっぽい。ふと空を見上げて、あっ、またトンビが飛んでるーと思ってよく見たらカラス。あまりにも悠々とした旋回ぶりなのでトンビかと。トンビ的に風に乗るカラスの集団が、上空でつむじ風に乗り、くるくると回りながら上昇していき、その影はゴマ粒のように小さくなりやがて消えた。あいつら雲雀より高く飛んでったが、どうやって帰ってくるつもりなんだろう。数日後にはまた例のトンビがいつもの場所でいつものようにカラスにつつき回されている。奴らはちゃんと空の果てから帰ってきたのだ。謎。

• トンビスポットのある農道から少し大きい通りに出る十字路をまっすぐ渡るとちょっと深めの用水路がある。その手前、歩道との間に、水路に沿って5ｍあるかないかの雑草しか生えてない細長くて半端な土地がある。数年前までは、夏から秋にかけてその土地は何の手入れもされずに放置されており、用水路がどこにあるのかわからなくなるほど、丈の高い雑草がぼうぼうに生えたものだった。ところが数年前から、その土地の雑草が伸びるごとに草刈り用の重機が入り雑草をバリバリ刈るようになった。刈られた草はまるで牧草のように巨大な円筒型に圧縮成型される。そして草の円筒は一つ一つ、ビニールで分厚くぐるぐる巻きにされてから、一つ一つ軽トラの荷台に載せられる。軽トラは何往復もして草の円筒をどこかに運んでいく。しかも、徐々にそのダイナミックな草刈りの頻度は増えていっている。今では雑草の丈が私の脛の半分くらいまで伸びるのも待たずに、重機がバリバリと草を刈り、円筒に丸め、専用機械でラッピングされ、どこかに持ち去られる。その土地だけ何故そこまで雑草に手間をかけるのだろう。たかが雑草が、冷害で実の入らなかった稲レベルの扱いで厳重梱包される理由がわからない。

• 用水路の周りが見晴らしよくなったお陰で、用水路の存在に気づかず草叢に踏み込んで水の中に落ちるという危険はなくなるだろうと思った。ところが、見晴らしよくなって以来、しばしば登校途中の小学生男子が用水路に転落するようになったのだ。たまたま近くで旗振り当番をしていた私が、水路に落ちた小学生男子を救出したことがあったが、どうしてあんな所に落ちたのか聞いたところ、小学生男子は「川覗いてたら、なんか落ちた」と答えた。覗いてただけで落ちるものだろうか？

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