はてなキーワード: 決定理論とは
だから頻度論なら「同じ観測」を何度もやってカウントした頻度のことだと定義する(しかない)し、ベイズや決定理論なら観測者の頭の中にある行為の決定基準が期待効用として書けるときにそこに出てくるものを「確率」みなすと定義してるだけやで。そっから先は科学哲学やるしかないと思うで(やってもあんまり意味ないと思うけど)。
レスしてる方の増田だけど、例えば数学や物理学(基本的に順問題の学問)は人類には早いということはないと思う。
統計学は本質的に逆問題で、決定不能性を常に孕んでるんだよね。そこをどうにかするために頻度論とか決定理論とかベイズとかの主義を入れるんだけど、それはロジックを完結させるためにはそうするしかないという形で導入される原理なので、往々にして現実に起こっていることとは乖離がある。
統計学を使うときは常にその乖離を意識して結果に悪影響を及ぼしていないかを確認しながら使う必要があるんだけど、これが人間の認知能力的にほぼ不可能に近い。だから一般人はもとより研究者でもすぐp値ハックにハマったりクロスバリデーションを怠ったりして意味のない分析を量産してしまう。