KONAMIが仕掛けたARクリスマスとバレンタイン
KONAMIから発売され、一大ブームを起こしているニンテンドーDS向けの恋愛コミュニケーション「ラブプラス」。"彼女"とリアルタイムでコミュニケーションを取ることができるという、恋愛ゲームにおいて新しい形を作った作品であり、また人気の秘密はその点にあるだろう。しかし、斬新なのはゲームシステムだけではなかった。
ラブプラスではARを使い、ゲームの世界観をさらに充実させ、1歩進めたキャンペーンを行なってきた。読者の方も参加された人もいるかもしれない。そう! 「Merry +'mas」キャンペーン(関連記事)と「ラブプラス バレンタイン」キャンペーン(注:現在は共にキャンペーン終了)(関連記事)。「Merry +'mas」では、指定のケーキ屋さんでケーキを買うことによりARのマーカーが印刷された、3人のキャラクターのカードを入手できる。「ラブプラス」のサイトから、専用のアプリをダウンロードし、WEBカメラでカードのマーカーを読み込めば、PCの画面上にキャラクターが登場する。この画面は撮影して保存することができるのだ。
また、「ラブプラス バレンタイン」キャンペーンでは江崎グリコと提携し、対象商品「ポッキー」のパッケージのコードから、バレンタイン限定ARマーカーがダウンロードでき、これもWEBカメラで映すことにより、チョコレートと動くキャラクターの映像が見られるという内容だ。こういった、ゲームと現実世界のコラボレーションができるのもARならではだろう。それにしても、ゲームに加えARを使ったキャンペーンで、恋愛ゲームにおけるリアルさと楽しさを打ち出しているのは、これからのゲームにおける新しい表現といえる。
「ラブプラス」のキャンペーンで、精力的にARを使った活動を行なっているKONAMI。なぜ、ARでキャンペーンを行なおうとしたのか、またARに対する考えなどについて、KONAMIの方にお話をうかがってきた。
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