今日12日に、ソニーからミラーレス一眼カメラ「α6000」(ILCE-6000)が発表された。3月14日発売予定で、ボディーのみの予想実売価格は6万8000円前後。同シリーズのフラッグシップモデル「α7」に続くミドルレンジモデルに相当する。
今回、製品版前のベータ機を入手できたので、まずは写真で紹介していく。また、次ページでは昨年発売され話題となった35mmフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼「α7」(α7R)との比較もしてみた。
APS-C最上位機種ながらコンパクトサイズの
ソニー「α6000」
従来の「NEX-6」と「NEX-7」の後継にあたるα6000。APS-Cセンサー搭載機では最上位モデルとなる。撮像素子に有効2430万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、画像処理エンジンには最新の「BIONZ X」を採用。感度は最大でISO 25600まで設定可能だ。
センサー解像度自体はNEX-7と同等だが、隣接する画素間のすき間を目立たなくする「ギャップオンチップレンズ」を搭載する新センサーとなっている。像面位相差センサーによるAFもさらに高速化し、APS-Cセンサー搭載のデジタル一眼カメラとしては世界最速となる0.06秒の合焦が可能とのことだ。
撮像素子に位相差検出センサーを組み込んだ「ファストハイブリッドAF」でセンサー数はNEX-6の99点から179点へと増え、より緻密に写る範囲の多くをカバーできる。AFを動作させて追従した状態でも秒間11コマの連写が可能だ。
加えて、被写体に合わせてシングルAFとコンテニュアスAFを自動で切り替える新しいAFモードも搭載する。
外観はα6に近く、ソリッドな同シリーズの印象をそのまま受け継いでいる。モードダイヤルの横にコントロールダイヤルが配置され、マニュアル操作がしやすくなっている。
背面にはチルト式の液晶モニターとEVFを搭載。EVFには有機ELパネルを採用し、非球面レンズ4枚を使用することで高視野角な映像を確認できる。
無線LANとNFCに対応し、スマホとの連携がしやすいのもポイント。カメラ本体に直接プログラムをダウンロードすることで撮影機能を拡張できる「PlayMemories Camera Apps」に対応しており、最新の特殊撮影効果を追加できるのも魅力だ。
この連載の記事
-
第7回
デジカメ
リコーの次世代中判デジイチなど気になるCP+展示をチェック -
第6回
デジカメ
パナソニックの4Kミラーレス「DMC-GH4」がCP+で触り放題! -
第5回
デジカメ
未発売デジカメも触り放題! 「CP+2014」開幕!! -
第4回
デジカメ
「FUJIFILM X-T1」の実写撮影サンプルで画質をチェック! -
第2回
デジカメ
キヤノン or ニコン!? デジイチ新製品を比較する! -
第1回
デジカメ
富士「X-T1」にオリンパス「E-M10」……今年発表のデジイチ総まとめ! -
デジカメ
CP+2014に合わせて春のデジカメ最新機種を最速チェック!! - この連載の一覧へ