日銀が4日発表した生活意識アンケート(6月調査)によると、個人の現在の景況感を示す指数はマイナス39・5となり、3月の前回調査に比べ16・1ポイント改善した。改善は3期連続。雇用・収入面の改善が背景にあるとみられる。 指数は景況感が1年前より「良くなった」と回答した割合から「悪くなった」を差し引いた数値。1年後の景況感を示す指数もマイナス26と、4・4ポイント改善した。 現在の暮らし向きを示す指数も0・9ポイント改善のマイナス43・4と、2期連続で改善。生活に「ゆとりがなくなってきた」との回答が減少した。収入が1年前と比べて「減った」との回答は45・2%で、前回調査から3・5ポイント減少した。