一人一人に割りふられる12桁の番号「マイナンバー」が、来月から通知されるのを前に、総務省は、マイナンバー制度で交付される「個人番号カード」を使って戸籍の証明書をコンビニで受け取れるようにするなど、新たな活用法についての議論を始めました。 総務省は、この「個人番号カード」の新たな活用法について検討するため、有識者による懇談会を設け、29日の初会合で、6つの検討項目を提示しました。具体的には、コンビニで戸籍の証明書を受け取れるようにすることや、個人番号カードをクレジットカードとして使えるようにすることなどを検討するよう提案しました。 これについて、出席した有識者からは「セキュリティ対策はしっかりしたうえで、どんなシステムにもリスクはあることを踏まえ、対応を考えるべきだ」といった指摘が出されました。 総務省は、ことし12月に懇談会が取りまとめる中間報告を踏まえ、来年の通常国会で必要な法律の改正案