(有)ノースランドホーム(本社山越郡八雲町、山野内辰男社長)では、昨年暮れに渡島・上磯町に完成させたモデルハウスで初めて地中熱ヒートポンプ暖房システムを採用、機器本体と掘削工事のローコスト化で暖房設備を含めた材工価格を120万円に抑えることに成功し、その後実測中のランニングコストも想定した範囲内に収まっていることから、同社の戸建て住宅の標準仕様として採用する意向だ。 劇的コストダウン オーガーで掘削費僅か 15万円 同社では、住宅からのCO2排出量を減らすことを目的に、省エネルギーでCO2排出量が少ないと言われるヒートポンプ暖房の導入を検討してきた。一般に、暖房用ヒートポンプの熱源は換気廃熱、外気、地中熱の三種類あり、その中で地中熱はCOP(成績係数)に一番優れ、外気の条件に左右されず年中ほぼ一定の温度を採熱できるため夏場は冷房に利用できるなど、性能面でのメリットは多いが、採熱管を埋設する