半世紀近くにわたり地元で愛されてきた総合スーパー・イトーヨーカドー茅ケ崎店(茅ケ崎市新栄町)が5日、大勢の常連客らに惜しまれながら閉店した。シャッターが降りる瞬間には数百人が集まり、拍手と「ありがとう」の声が響く中で45年の歴史に幕を下ろした。 【写真と動画で見る】イトーヨーカドー茅ケ崎店の閉店を見届けようと集まった大勢の常連客ら 最後の営業を終えた午後7時過ぎ、同店従業員らとともに正面玄関に並んだ店長は「本当にありがとうございました。従業員一同、感謝、感激しております」とあいさつ。安全確保のため閉店セレモニーは実施しなかったが、店舗入り口には「大好きでした」「ヨーカドーと共に成長しました」など来店客が記した5千枚以上のメッセージカードが掲示された。 最終日に買い物に訪れた地元の女性(85)は「開業当時から利用していて、家族で大変お世話になった。今日でなくなるなんて信じられない」。男性(1