「闘劇」閉幕。10年間の歴史に幕。 一昨年の大会あたりから急激に露呈した当日運営の杜撰さや、昨年末に闘劇の総合プロデュースを行っていた人物がエンターブレインを退社していたこともあり、こうなる事を予想していた人物は少なくないだろう。 この件と昨今の格闘ゲームの斜陽産業ぶりとを結びつけて閉幕の理由付けするのは簡単だけど、ウチはその辺はあまり関係が無くて、闘劇そのものが抱える問題を最後まで克服できなかった結果だと思っている。闘劇は甲子園になれなかった。竜王戦にもなれなかった。甲子園のような全国規模のお祭りにも、竜王戦のような猛者中の猛者を集めて最強を決める舞台にも、どちらにもなりきることが出来なかった。 その最大の原因は地方予選の取り扱いだと思う。闘劇はステージが地方予選と決勝大会にわかれており、いくつかにエリア分けされた単位で行われる地方予選を制したプレイヤーが地方代表として決勝大会に出場する