今月、宮城県内を走行中の東北新幹線で車両の連結部分が外れた問題で、JR東日本は、連結部分を外すための非常用のスイッチ周辺などで金属片が多数みつかったと明らかにしました。金属片がスイッチの端子に接触したことで、車両を分離させる機能が働き、走行中に外れたとみられるということです。 今月19日、宮城県の古川駅と仙台駅の間で、東北新幹線の上りの「はやぶさ」と「こまち」の連結部分が外れ、自動的にブレーキが作動して緊急停車しました。JR東日本の新幹線で走行中に連結部分が外れるのは初めてでした。 JR東日本によりますと、その後、車両の調査を行ったところ、「こまち」側にある連結部分を外すための非常用のスイッチ周辺などで、数ミリから最大で2センチほどの金属片が多数みつかったということです。 金属片がスイッチの端子に接触したことで車両を分離させる機能が働き、走行中に連結部分が外れたとみられるということです。