日立製作所は8月4日午後、一部報道で三菱重工業と経営統合交渉を開始するとされた件で改めて事実関係を否定した。 同社広報・IR部は4日午後のCNET Japanの取材に対し、「そのような事実はない」と報道内容を否定した上で、今後の情報・通信システム事業の展開について「グローバル展開の加速は定まっている方針の一つ」とし、ストレージ事業を軸に上流のコンサルティング事業を米国、欧州、中国、インドなどで展開しており、この2事業を中軸としたグローバル展開を引き続き模索すると述べた。 また、社会・産業システム事業については、ITを活用した制御システムが同社の優位性の一つだとし、社会システムの事業範囲においては制御、運行システムを中心に今後もITとの融合を進めると語った。