東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、すべての住民の避難が続く福島県双葉町の帰還困難区域の一部について、国と県、それに町は、来月30日に避難指示を解除することで合意しました。 住民の帰還が実現するのは初めて 福島第一原発が立地する双葉町は、11年前の原発事故のあと、町の全域に避難指示が出され、今も、すべての住民の避難が続いています。 14日、国と県、それに町が協議し、帰還困難区域となっているJR双葉駅周辺の555ヘクタールについて、放射線量が下がり水道などのインフラも整ったとして、来月30日の午前0時に避難指示を解除することで合意しました。 今後、政府の原子力災害対策本部会議で、正式に決定されます。 町は、おととし避難指示が解除された地域を合わせた、町の面積の15%に当たる775ヘクタールの地域で、住民が帰還を始められるようにします。 対象となる地域には、今月1日の時点で、町の人口の6