おまえは社会学ですっかりだめになってしまったのだ。 ――ロバート・J・ソウヤー『スタープレックス』 わたしたちは、社会学のばかが言う、機能不全家族なの。 ――ジョン・アーヴィング『未亡人の一年』 新刊の『コドモダマシ』ですが、とりあえず発売された――らしいです。まだ私も書店に足を運んで確認してませんけど、春秋社の担当者から書店で平積みになってると連絡がありました。 漫画家の藤波俊彦さんに描いていただいた濃ゆいイラストの表紙を目印に探してください。毎回いろんな漫画家のかたに私のイメージ画を描いてもらってますが、どなたともお会いしたことはありません。プロフィールだけをお渡しして、想像で描いてもらってます。それにしても、これが私のイメージなのか? ザビエルじゃないの? 初版部数はあまり多くないもので、大手書店にしか入荷してないかもしれません。ウチの近所の書店には置いてないぞ、という苦情は
今年は人気アニメ「アルプスの少女ハイジ」のテレビ放映35周年に当たる。スイス人作家ヨハンナ・シュピリの物語『ハイジ』をもとに日本で作られ、世界中を魅了した作品だが、実はスイス放送協会はこのアニメを放映したことがない。そしてまた、これからも放映予定はないという。 ハイジが生まれたスイスのドイツ語圏は、「日本のハイジ」を一体どのような目で見ているのだろうか。 知識人の拒否反応 「わたしの記憶が正しければ、『アルプスの少女ハイジ』がヨーロッパでも大人気となった当時、スイスの文化人は一様に拒否反応を示しました」。こう語るのは、「スイス児童・青少年メディア基金 ( Schweizerisches Institut für Kinder- und Jugendmedien)」付属ヨハンナ・シュピリ文書館外部リンクに長年勤務していたフェレナ・ルチュマン氏だ。 「アルプスの少女ハイジ」は1976年にまずス
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