秋田県大仙市神宮寺のJR奥羽線で4日午前9時40分ごろ、今月16日の運行開始に向けて試運転中だった秋田新幹線の新型車両「E6系(スーパーこまち)」の運転士が線路近くに秋田放送の記者がいるのを発見し、緊急停止した。 緊急停車したのは「こまち」の脱線事故の現場付近。秋田放送によると、記者は線路脇の電柱付近で、運転を再開した車両を撮影しようとしていたという。JR東日本秋田支社によると、E6系は現場で17分間停車。安全確認をした上で目的地の盛岡に向けて出発した。また、対向していた東京発秋田行きの「こまち13号」が3分遅れた。 秋田放送の工藤正直報道部長は「事実関係を確認し、必要があれば処分する」。また立田聡社長名で「取材の在り方を総点検し、再びこのようなことを起こさないよう厳しく指導していく」との談話をホームページで発表した。