『京都民報』企画で、“生存権裁判”の原告である辰井絹恵さん(山科区)と対談しました。 病気で夫との折り合いが悪くなり、息子と2人で暮らす道を選んだ辰井さん。病気で働くことはできず、生活保護を受けてつつましく暮らしててきたのに、息子が15歳になって母子加算が削られ、生活は一変したそうです。…辰井さんが細かくつけている家計簿を見せていただきました。 お金が入ったらすぐに家賃や水光熱費を払い、「これは食費1万円(月)」「衣服や雑費(1万円)」「子どもの小遣い(3千円)」と封筒に小分けしてやりくりしてきたそうですが、「加算が削減されてやりくりできるのが6万円を切り、どうにもならない」と苦しい生活ぶりを話してくださいました。 息子さんは育ち盛り、食べ盛り。新しいズボンやくつが買えません。「たった1人の子どもの人生が、貧困で狭められるのは耐えられなかった」と裁判に訴えた気持ちを話す辰井さん。…高校進学