「時間を有効に使うため、資格の勉強をしよう」「育児日記をつけたり、一緒に出かけたり、子どもとの時間を有意義に過ごしたい」など、育休を迎える前にさまざまな計画を立てる方は多いと思います。 しかし「理想」と「現実」がうまく噛み合わないこともあります。エッセイスト、ライターとして活動しながら二人の子どもを育てている清繭子さんは会社員時代、第一子の育休中に「育児に追われてなにもできない自分」にショックや焦りを感じた経験があるそう。 もしかしたら同じような苦しみを抱くかもしれない「あなた」へ向けて「大丈夫」を贈るエッセイです。 あれもこれもやるはずだった、育休中 出版社で編集者として働きながら、ひそかに小説家を目指していた私は、妊娠が分かった時「やった! これで会社を休める。小説が書ける!」と思った。あの賞とあの賞に応募しよう、と年間の応募スケジュールを立てるくらい、やる気に満ちあふれていた。 ずっ