来日中のオランダのフェルハーヘン副首相は、鹿野農林水産大臣と会談し、反捕鯨団体のシー・シェパードがオランダ船籍の船で妨害活動を行っていることを踏まえ、自国に船籍がある船がほかの船に損害を与えた場合、船籍を取り上げる法案を国会に提出したことを伝えました。 この中で、鹿野農林水産大臣は日本の調査捕鯨船団に対し妨害活動を続けているシー・シェパードがオランダ船籍の船を使用していることについて、「大変危険であり、オランダ政府として適正に対処してほしい」と述べて、対応を求めました。 これに対して、フェルハーヘン副首相は、オランダ政府は捕鯨に反対の立場であることを強調する一方、海の安全は確保する必要があるとして、シー・シェパードなど自国の船籍の船がほかの船に損害を与えた場合、船籍を取り上げる法案を先月、国会に提出したことを伝えました。 この冬、日本の調査捕鯨船団に対し妨害活動を行っているシー・シェパード