都市部の公園などに芝を植えるとかえって地球温暖化を加速する恐れのあることが、米カリフォルニア大アーバイン校の分析で分かった。施肥や手入れのため、芝が吸収する約4倍の温室効果ガスを排出してしまうという。調査対象は米国だが、日本でも進む都市の緑化政策に一石を投じそうだ。米地球物理学誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ」電子版に掲載された。【大場あい】 研究チームは同校近郊にある4カ所の公園の芝や土壌を分析。二酸化炭素(CO2)吸収量と、草刈り機の燃料によるCO2、肥料使用に伴う一酸化二窒素(N2O)などの排出量を比較した。N2Oは、CO2の約310倍も温室効果が強い。ともに京都議定書で排出削減の対象ガス。 その結果、観賞用の芝では、吸収分の約1~3割に相当するN2Oを排出していることが分かった。手入れのための燃料使用による排出分も含めると、吸収分の約4倍の温室効果ガスを排出していた。運動場用
【明治製菓】 いもち病の基幹防除剤「オリゼメート粒剤」が発売35周年 明治製菓 明治製菓・生物産業事業本部は19日、学士会館において「オリゼメート発売35周年記念講演会」を開いた。同社生物産業研究所の岩田道顯氏が「『植物の病害防除機構について』-特にイネいもち病防御剤プロベナゾールで誘導される病害抵抗性-」をテーマに、抵抗性誘導剤の本質や植物機能を利用した防除体系の将来などについて講演した。 【講演要旨】 プロベナゾールは、その後に開発された抵抗性誘導剤の場合とは異なり、「抵抗性誘導型農薬」をめざして探索されたものではなかった。 通常のいもち病防除剤探索研究の中から防除効果の高い母核となる化合物を見出し、それを最適化してプロベナゾールを開発していった。 当時の同社の「通常」の探索研究は、抗菌活性の有無を調べるin vitro試験を経ることなく、最初からポット栽培のイネを用いるin viv
インドネシア食品医薬品局の指示で、デンパサール(Denpasar)のスーパーマーケット店頭から回収される中国製の輸入キャンデー(2009年3月13日撮影)。(c)AFP/Sonny TUMBELAKA 【1月25日 AFP】中国で08年に粉ミルクにおける汚染が大問題となり、乳幼児6人の死亡事故も発生した有害化学物質メラミンを含む食品を、中国の3企業が販売していたことが明らかになった。国営メディアが25日報じた。 国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)によると、中国南西部・貴州(Guizhou)省当局が、アイスキャンデーなど複数の食品で許容量を超えるメラミンを確認した。当局者は今回の食品に、08年の事件でいったんリコールされたものの市場に逆戻りした汚染ミルクがあり、それが使用されたのではないかとみている。 同紙によると、今回メラミンに汚染した食品を販売していた3社はともに、卸
悩める放浪者ぽーの「うろんな日々」を綴っています。放浪とアウトドアが好きで東北・北海道を中心に散々彷徨うが、アウトドアの究極は農業ではないかと思いはじめて、単身秋田市のド田舎にある荒れ地に理想郷を実現せんと乗り込んだ。が、しかし意気負い込んで乗り込んだまでは良かったのだが・・・・・ 風は相変わらず冷たかったけれども、晴れ上がった上々のお天気でありました。湿度計がないので正確にはわからないのですが、かなり乾燥しているのは確かなようであります。 パソコンを新調して、お絵かきソフトを動かして遊ぶことが多くなりました。かなり性能をアップしたつもりでいるのですが、処理の仕方によって、ちょっとだけ待たされる時もあるようであります。スピードに対する欲求なんてものは尽きることが無いようであります。ただストレスを感じるほど待たされることはほとんどないので結構いろんな事を試す機会は増えてきたような気がします。
(前編から読む) 佐藤 ゆみ(以下、佐藤) 前回、役人も営業力が必要とおっしゃっていましたね。 鈴木 憲和(以下、鈴木) はい、役人のあり方として、役人はもっと「営業活動」をしないとダメです。役所にとって政策は、売り込むべき「商品」なのです。政策の営業活動で、熱意を持って若い人に語れば、お金が儲かるとか儲からないとかを抜きに、「一緒に何かやりましょう!」と言ってくれたりします。それは「美しい国づくり」推進室にいた時にそう思いました。 佐藤 「美しい国づくり」は安倍晋三内閣の時ですね。どのような営業活動をされたのですか? 「お金がなくてもできるんだな」 鈴木 内閣官房の「美しい国づくり」推進室にいましたが、推進室には独自の予算がなかったんです。予算がないけど「じゃあどうするの?」となった時に、「予算ゼロでもできることがある」ということが、実際にやってみて分かりました。 鈴木 憲和(すずき・の
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