イトーヨーカ堂は、富良野市の富良野緑峰高校と連携し「富良野のオムカレー弁当」を全国の１７０店舗（道内１２店舗）で発売します。それに先立ち６月２７日、同校で富良野市の石井隆副市長ら行政、ＪＡ、富良野オムカレー推進協議会関係者、一般市民ら約４０人が参加し、試食説明会を開きました。 ご当地グルメ「富良野オムカレー」は全国的にも認知度が高く、食べてみたいという消費者の期待に応え、昨年、同社が弁当を販売したところ、２０日間で９万食を売り上げました。今年は材料などを見直して、販売日数を増やすことにしました。 商品開発に当たって、同校園芸学科の３年生女子６人からなる「ふらのカレンジャー娘」が食材などについて助言しました。今回は、富良野産のタマネギやニンジン、ホウレンソウなどを使用。道産・富良野産食材の比率を前回の５９％から６２・８％に引き上げました。 ７月下旬の弁当発売時には、富良野カレンジャー娘
生花の売り上げアップを目指し、首都圏の食品スーパー・ヤオコー（埼玉県川越市）は、花の日持ち保証販売を強化します。花の鮮度を一定期間保証し、期間内にしおれた場合は、別の花と交換するもので、生花を取り扱う同社直営の全７３店で今春、スタート。今秋からは保証期間を広げます。輪菊などの仏花を中心に５日間だった保証期間を７日間に広げ、消費者に鮮度の高い花を楽しんでもらいます。花の日持ち保証は、首都圏では一部生花チェーン店などが行っていますが、多店舗展開するスーパーでの導入は同社が初めてとみられます。 同社は、２００９年１０月から１年半かけて、埼玉県内などの１５店舗で花の日持ち保証の試験販売を実施。店頭での花持ちや品ぞろえ、客からのクレームなどを調べました。花がしおれて別の花に取り替えたケースは「ごく一部で、全般的にクレームは少なかった」（生鮮部）ことなどから、４月に全店で実施に踏み切りました。 保
岐阜県輪之内町立仁木小学校５年生３７人は、同校近くの水田でアイガモを放鳥しました。同校はアイガモ農法で無農薬の米作りに取り組んでいます。 ＪＡにしみの輪之内支店の臼井翔営農アドバイザーは児童にアイガモ農法の特徴や効果、環境への影響などを説明。その後、同町の水谷治美さんが育てた生後約２５日のアイガモ１０羽を児童１０人が７アールの水田に放しました。 児童は「心臓がドキドキしてとてもかわいい」「元気に泳いでおいしいお米を作ってほしい」などと笑顔を見せていました。水谷さんは「食の大切さと地域農業の良さを学んでほしい」と話していました。
茨城県つくば市の「筑波福来（ふくれ）みかん」と埼玉県秩父地方の「福みかん」が筑波山で“お見合い”――。埼玉県ときがわ町特産品つくり協議会員ら１９人は６日、つくば市の筑波福来みかん保存会を訪れました。「筑波福来みかん」の古樹や植樹園視察、加工品作り体験、意見交換などを通し、同系統といわれる「福来みかん」を古くから作る産地同士の交流を深めました。 「筑波福来みかん」は筑波山麓だけに自生し、少し酸っぱく、香り豊かな小粒なミカン。『古事記』にも「不老長寿の香実（かぐのみ）」として登場するなど、古くから作られています。皮は「七色唐がらし」に使われてきたが、さらに農家らが保存会をつくり、純粋種の保存・育成を行うとともに、実を利用したジャムやポン酢、清酒などを開発・販売し、地域興しにも取り組みます。 「福みかん」の正式名称は「福来みかん」。ときがわ町大附地区で栽培されていることから「大附みかん」とも
７月１０日の「納豆の日」を前に、納豆メーカー２１４社でつくる全国納豆協同組合連合会（全納連）は６日、納豆の消費拡大を進める新曲「ヒーローはＮｅｖｅｒねばＧｉｖｅ Ｕｐ（ギブ・アップ）！」の発表会を東京都内で開きました。納豆のＰＲ役である「納豆大使」に、テレビアニメ番組のテーマソングなどを歌う歌手の水木一郎さんを起用。水木さんは、納豆の応援歌を熱唱しました。 全納連は納豆消費拡大へ、スーパーの売り場で流すテーマソングを２００９年から毎年、発表しています。今回は第３弾。 全納連の笹沼隆史会長は「子どもたちの健康のためにも、若いお母さん方は、栄養のある納豆をもっと食生活に取り入れてほしい。水木さんの元気な歌で宣伝していく」と話していました。 納豆好きを自認する水木さんがアニメのキャラクターを思わせる真赤なマフラーを首に巻いて登場。「４０年間アニメソング一筋で粘ってきた。納豆大使としても粘っ
熊本県ブランド和牛「くまもとあか牛」 子牛価格 前年３割高 赤身人気追い風も 頭数減少で不足感 熊本県のブランド和牛「くまもとあか牛」のもと牛となる褐毛和種の子牛価格が高騰している。直近３月の取引価格は前年比３割高の１頭約７７万円と、高値が続く黒毛和種とほぼ同水準だ。健康志向や赤身人気で需要が高まり、子牛に不足感が出ている。「販売はまだ伸ばす余地がある」（食肉卸）との声もあり、増頭に向けた対応が求められている。（斯波希） 和牛の一種の褐毛和種は、国内で２万３３００頭（２０２０年２月現在）が飼養され、その７割を熊本県が占める。特に「くまもとあか牛」は、赤身と適度なさしが特徴。消費者の健康志向の高まりとともに人気を伸ばし「新規の問い合わせも多く、需要期には数が足りない状況」（流通業者）という。 需要が高まる一方、生産者や飼養頭数は減少傾向で、子牛に不足感が出ている。１９年の繁殖農家戸数は８２０
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部会も世代交代へ対話 円滑な事業承継促す 全農 手順まとめハンドブック ＪＡ全農は産地の維持には生産部会員の世代交代が重要と考え、ＪＡと共に事業承継の支援を始める。ハンドブックに手順をまとめて農家の話し合いを促し、地域農業の担い手に出向くＪＡ担当者（愛称ＴＡＣ＝タック）などが手助けする。親と子の世代で、部会員数の見通しや共同利用施設の更新について情報を共有し、出荷数量など長期的な目標を立てる。 農家の高齢化に伴い、世代交代は産地で大きな課題になっている。全農はこれまで親子間や集落営農でハンドブックを作成。事業承継の手順を示してきたが、今回は生産部会内での世代交代が必要と考える声に応え、新たに「部会版」を作った。 農家戸数の減少や、後継者が決まっていない家への対応、世代間での部会組織への意識の違いなど、農家個人の事業承継だけでは対応できない課題があることに着目。生産部会の将来も話し合うよう呼
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部会も世代交代へ対話 円滑な事業承継促す 全農 手順まとめハンドブック ＪＡ全農は産地の維持には生産部会員の世代交代が重要と考え、ＪＡと共に事業承継の支援を始める。ハンドブックに手順をまとめて農家の話し合いを促し、地域農業の担い手に出向くＪＡ担当者（愛称ＴＡＣ＝タック）などが手助けする。親と子の世代で、部会員数の見通しや共同利用施設の更新について情報を共有し、出荷数量など長期的な目標を立てる。 農家の高齢化に伴い、世代交代は産地で大きな課題になっている。全農はこれまで親子間や集落営農でハンドブックを作成。事業承継の手順を示してきたが、今回は生産部会内での世代交代が必要と考える声に応え、新たに「部会版」を作った。 農家戸数の減少や、後継者が決まっていない家への対応、世代間での部会組織への意識の違いなど、農家個人の事業承継だけでは対応できない課題があることに着目。生産部会の将来も話し合うよう呼
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部会も世代交代へ対話 円滑な事業承継促す 全農 手順まとめハンドブック ＪＡ全農は産地の維持には生産部会員の世代交代が重要と考え、ＪＡと共に事業承継の支援を始める。ハンドブックに手順をまとめて農家の話し合いを促し、地域農業の担い手に出向くＪＡ担当者（愛称ＴＡＣ＝タック）などが手助けする。親と子の世代で、部会員数の見通しや共同利用施設の更新について情報を共有し、出荷数量など長期的な目標を立てる。 農家の高齢化に伴い、世代交代は産地で大きな課題になっている。全農はこれまで親子間や集落営農でハンドブックを作成。事業承継の手順を示してきたが、今回は生産部会内での世代交代が必要と考える声に応え、新たに「部会版」を作った。 農家戸数の減少や、後継者が決まっていない家への対応、世代間での部会組織への意識の違いなど、農家個人の事業承継だけでは対応できない課題があることに着目。生産部会の将来も話し合うよう呼
“危険”な暑さ 浜松で国内最高４１・１度 農作業 日中回避を 日本列島は１７日、東・西日本を中心に高気圧に覆われて晴れ、猛烈な暑さが続いた。気象庁によると、浜松市中区で午後０時１０分に４１・１度を観測。埼玉県熊谷市で２０１８年７月２３日に観測した国内史上最高気温に並んだ。近年、猛暑を背景に、農作業中に熱中症で死亡する人が急増している。危険な暑さに注意が必要だ。 猛烈な暑さは１８日以降も続く見通しで、気象庁は小まめな水分補給といった熱中症対策を呼び掛けている。今月は１１日に群馬県伊勢崎市と桐生市で４０・５度、埼玉県鳩山町で４０・２度を観測。１６日に浜松市天竜区で４０・９度、中区で４０・２度を観測し、４０度を超える地点が相次いだ。 気象庁によると、太平洋高気圧とチベット高気圧が日本付近に張り出し重なり合うことで、全国的に気温が高くなっている。２２～２４日ごろに高気圧の勢力はやや弱まるが、２５日
熊本県ブランド和牛「くまもとあか牛」 子牛価格 前年３割高 赤身人気追い風も 頭数減少で不足感 熊本県のブランド和牛「くまもとあか牛」のもと牛となる褐毛和種の子牛価格が高騰している。直近３月の取引価格は前年比３割高の１頭約７７万円と、高値が続く黒毛和種とほぼ同水準だ。健康志向や赤身人気で需要が高まり、子牛に不足感が出ている。「販売はまだ伸ばす余地がある」（食肉卸）との声もあり、増頭に向けた対応が求められている。（斯波希） 和牛の一種の褐毛和種は、国内で２万３３００頭（２０２０年２月現在）が飼養され、その７割を熊本県が占める。特に「くまもとあか牛」は、赤身と適度なさしが特徴。消費者の健康志向の高まりとともに人気を伸ばし「新規の問い合わせも多く、需要期には数が足りない状況」（流通業者）という。 需要が高まる一方、生産者や飼養頭数は減少傾向で、子牛に不足感が出ている。１９年の繁殖農家戸数は８２０
熊本県ブランド和牛「くまもとあか牛」 子牛価格 前年３割高 赤身人気追い風も 頭数減少で不足感 熊本県のブランド和牛「くまもとあか牛」のもと牛となる褐毛和種の子牛価格が高騰している。直近３月の取引価格は前年比３割高の１頭約７７万円と、高値が続く黒毛和種とほぼ同水準だ。健康志向や赤身人気で需要が高まり、子牛に不足感が出ている。「販売はまだ伸ばす余地がある」（食肉卸）との声もあり、増頭に向けた対応が求められている。（斯波希） 和牛の一種の褐毛和種は、国内で２万３３００頭（２０２０年２月現在）が飼養され、その７割を熊本県が占める。特に「くまもとあか牛」は、赤身と適度なさしが特徴。消費者の健康志向の高まりとともに人気を伸ばし「新規の問い合わせも多く、需要期には数が足りない状況」（流通業者）という。 需要が高まる一方、生産者や飼養頭数は減少傾向で、子牛に不足感が出ている。１９年の繁殖農家戸数は８２０
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