特定技能外国人材 県間リレーで通年雇用実現 長野と長崎 JA長野県農業労働力支援センターが、長崎県JAグループが出資する人材派遣会社と連携し、特定技能の在留資格を持つ外国人をリレー雇用する取り組みを始めた。農繁期が異なる2県で人材を行き来させ、通年で働く環境を提供して産地維持や規模拡大を狙う。複数機関による特定技能外国人のリレー雇用は、全国でも珍しい。(藤川千尋) 農繁期の違い生かして移動 センターはJA長野中央会が事務局を務め、支援する県内の農家には、人材派遣会社「エヌ」が外国人材を派遣する。既に昨年12月に長崎県で就労した4人のカンボジア人が、6月末から長野県で働き始めた。主に12~6月は長崎、6~11月は長野で働いてもらう。今年度はモデル導入として取り組む。 長野は降雪する冬、長崎は高温になる夏に農作業の量が減るため、場所を移ることで1年を通じ働いてもらう。 新型コロナウイルスの感染
特定技能外国人材 県間リレーで通年雇用実現 長野と長崎 JA長野県農業労働力支援センターが、長崎県JAグループが出資する人材派遣会社と連携し、特定技能の在留資格を持つ外国人をリレー雇用する取り組みを始めた。農繁期が異なる2県で人材を行き来させ、通年で働く環境を提供して産地維持や規模拡大を狙う。複数機関による特定技能外国人のリレー雇用は、全国でも珍しい。(藤川千尋) 農繁期の違い生かして移動 センターはJA長野中央会が事務局を務め、支援する県内の農家には、人材派遣会社「エヌ」が外国人材を派遣する。既に昨年12月に長崎県で就労した4人のカンボジア人が、6月末から長野県で働き始めた。主に12~6月は長崎、6~11月は長野で働いてもらう。今年度はモデル導入として取り組む。 長野は降雪する冬、長崎は高温になる夏に農作業の量が減るため、場所を移ることで1年を通じ働いてもらう。 新型コロナウイルスの感染
特定技能外国人材 県間リレーで通年雇用実現 長野と長崎 JA長野県農業労働力支援センターが、長崎県JAグループが出資する人材派遣会社と連携し、特定技能の在留資格を持つ外国人をリレー雇用する取り組みを始めた。農繁期が異なる2県で人材を行き来させ、通年で働く環境を提供して産地維持や規模拡大を狙う。複数機関による特定技能外国人のリレー雇用は、全国でも珍しい。(藤川千尋) 農繁期の違い生かして移動 センターはJA長野中央会が事務局を務め、支援する県内の農家には、人材派遣会社「エヌ」が外国人材を派遣する。既に昨年12月に長崎県で就労した4人のカンボジア人が、6月末から長野県で働き始めた。主に12~6月は長崎、6~11月は長野で働いてもらう。今年度はモデル導入として取り組む。 長野は降雪する冬、長崎は高温になる夏に農作業の量が減るため、場所を移ることで1年を通じ働いてもらう。 新型コロナウイルスの感染
狭山茶4銘柄から基準値超える放射性セシウム [震災] 埼玉県 「狭山茶一部から基準値超える放射性セシウム 業者に回収要請」 回収 事業者名: 埼玉県 問い合せ先 事業者サイト 事業者情報一覧 商品名: 狭山茶(若芽・早摘み) ジャンル: 食品 > 飲料 キーワード: 東日本大震災 東北地方太平洋沖地震 原発 福島第一原子力発電所 放射性物質 セシウム 茶 お茶 茶葉 関連情報: http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news110927-09.html 内容 埼玉県鶴ヶ島市、日高市及び毛呂山町の製造者が取り扱っている「若芽・早摘み」の18銘柄で放射性物質調査を行った結果、2011/09/20、09/21に採取された4検体から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたため、県は当該製造者に、在庫品の廃棄と回収を要請した。日高市
DICスピルリナサプリ 原料一部に基準超える残留農薬 DICライフテック 「ザ・スピルリナEX、さわやかウォーク」 回収&返金 事業者名: DICライフテック株式会社 問い合せ先 事業者サイト 事業者情報一覧 商品名: ザ・スピルリナEX、さわやかウォーク ジャンル: 食品 キーワード: スピルリナ サプリメント サプリ 残留農薬 農薬 除草剤 食品衛生法 関連情報: http://www.dlt-spl.co.jp/pdf/dlt-spl_20110920.pdf http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/jisyukaisyuu... 内容 DICライフテックは、「ザ・スピルリナEX」及び「さわやかウォーク 80粒」の原料であるスピルリナ原末の一部から、自主検査で食品衛生法の基準値を上回る除草剤成分アメトリンが検
印刷 通常のイネ(左)と、LAX2遺伝子を壊したイネ(右)=佐藤准教授提供 イネの枝を作り出す遺伝子を、名古屋大の佐藤豊准教授(生命機構機能科学)らが見つけ、米専門誌の電子版に発表した。この遺伝子をうまく活用すれば、イネの収量増につながる可能性があるという。 イネには約3万の遺伝子がある。名古屋大や福井県立大は、これら遺伝子の一部をわざと壊したイネを田んぼに植え、育ち方の違いから遺伝子の働きを調べる研究を続けている。 佐藤准教授は2004年、10万種近いイネが植えられた田んぼの中で、まったく枝をつけていないものを発見。調べたところ、二つの遺伝子が壊れたものだったことがわかった。 そのうち「LAX2」という遺伝子は、これまで働きがわかっていなかったが、この遺伝子を壊したイネを育てると、主に枝の先の小枝の数が通常の半分になり、そこにつく実も大幅に減ったことから、枝分かれに作用する遺伝子
印刷 永久磁石を非常に薄くすると、電圧をかけるだけで磁石ではなくなることを京都大化学研究所のグループが見つけた。電圧をなくせば磁石に戻る。磁力を簡単にオンオフできる装置が実現可能になり、ハードディスクの省エネ化などに役立つという。英科学誌「ネイチャーマテリアルズ」電子版で3日発表する。 京大化学研究所の千葉大地助教(磁性物理学)らは、コバルトの永久磁石を250万分の1ミリという薄い膜にし、絶縁体の層をつけて電流が流れないようにして10ボルトの電圧をかけた。すると磁石の性質が完全に消え、普通の金属になった。電圧で電子の量がわずかに変化するためという。 ハードディスクなどに情報を書き込むのに、電磁石の磁気ヘッドが使われている。電磁石は金属のコイルに電流を流したり止めたりすることで磁力をオンオフするため、電力を消費する。磁気ヘッドにコバルトの薄膜を使えば電流は流れないので、電力はほとんど消
印刷 イエティの捜索が行われるロシアの西シベリア・ケメロボ州 イエティ(雪男)と呼ばれる謎の生き物の捜索が、ロシアや米国、中国など7カ国の研究者が参加してロシアの西シベリア・ケメロボ州で6日から3日間行われる。これほど大規模な取り組みは、1958年にソ連科学アカデミーが捜索して以来初めてという。 大型類人猿を思わせる未確認生物の情報は、ヒマラヤ山脈をはじめ、世界各地から報告されている。ケメロボ州南部の山岳タイガ地帯でも、ゴールナヤ・ショリヤの洞窟にイエティが住むと信じられてきた。2009年、身長2メートルほどの毛に覆われた人間に似た生き物を目撃したとの情報が猟師らから相次ぎ、地元行政府が捜索を開始。今夏から監視カメラも設置した。 今回、国際的捜索には米中ロのほか、カナダ、モンゴル、スウェーデン、エストニアの研究者らが参加する。州政府によると、雪男に関する国際会議も同時に開催、その生態
北極上空約20キロのオゾン層の濃度(2011年3月観測)。(c)AFP/NASA/JPL-Caltech 【10月3日 AFP】米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory)の科学者らは2日、北極上空で今春、カリフォルニア州(California)の5倍の広さのオゾン層の破壊が確認されたとの研究結果を報告した。観測史上初めて、南極のオゾンホールに匹敵する大きさとなった。 このオゾン層の破壊は、一時は欧州東部、ロシア、モンゴル上空にまで広がり、一帯に住む人びとを一時的に通常より高い紫外線にさらしたとみられる。 北極と南極のオゾン層は、それぞれの冬から春にかけて濃度が低下する。 上空で気温が非常に低い状態になると、水蒸気と硝酸の分子が凝縮された雲が下部成層圏に形成され、この雲の中で大気中の塩素分子が反応性化合物となり、オゾン層を破壊する。 南
水滴のついた植物の葉にとまる虫。ドイツ・ヘルデッケ(Herdecke)にて(2011年6月20日撮影)。(c)AFP/BERND THISSEN 【10月1日 AFP】太陽光で水を分解して水素を取り出す「人工の葉」を開発したという米マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology、MIT)のダニエル・ノセラ(Daniel Nocera)氏らによる論文が30日、米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。 この「人工の葉」は両面に触媒をつけたシリコン製の太陽電池で、水の入った容器に入れておくと、一方の面に酸素の泡がつき、もう一方には水素の泡がつく。この水素をエネルギー源として利用する。こうして得られた酸素と水素を燃料電池で化合させれば、再び水になる際に電流を取り出すこともできる。 ノセラ氏によると、この「人工の葉」は豊富に存在する安価
ベルギー・ブリュッセル(Brussels)で、宇宙服を着せられた「小便小僧」の像(2003年7月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/BELGA/BENOIT DOPPAGNE 【10月3日 AFP】酸素なしで生きる細菌「嫌気性アンモニウム酸化(Anammox)細菌」が、尿に含まれるアンモニアをロケット燃料のヒドラジンに変換するメカニズムを分子レベルで解明したと、オランダの研究チームが英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。 「Anammox細菌」は1990年代に初めて発見され、大きな話題を呼んだが、そのメカニズムはこれまで解明されていなかった。 ラドバウド・ナイメーヘン大学(Radboud University Nijmegen)水・湿地研究所の微生物学専門家、マイク・ジェッテン(Mike Jetten)氏らのチームはこのほど、「ヒドラジンを生成する複合タンパク質を突き止めることに成
1 名無しさん@涙目です。(アラバマ州)2011/10/02(日) 20:05:24.66 ID:V7NHnayK0 ?PLT(12000) ポイント特典 「野菜ジュースは本来の野菜に比べて、栄養効果がない」という説もよく耳にします。 そこで、糖尿病専門医で、栄養指導にも詳しい大阪府内科医会会長でふくだ内科クリニックの福田正博先生に 野菜ジュースの栄養についてお話をうかがいました。 ――ズバリ、野菜ジュースで栄養素を補充することは可能なのでしょうか。 福田先生 「生の野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維、ポリフェノールなどの豊富な栄養素が含まれています。 しかし、一般に市販されている野菜ジュースは、一度熱を加えて煮込み、濃縮したもの、または乾燥させて 粉にしたものに水を加えて薄め(還元して)、安全な商品として販売しています。 そうした製法で作られた商品は、パッケージに「濃縮
復興増税の規模を抑えるため、既存の予算を廃止・削減してお金を生み出そうとしていますが、そのお金の多くは東北の被災地に優先的に配分されることとなります。そのため被災地以外の地域では、公共事業の予算規模はおそらく削減されることになるでしょう。 また、今の日銀の対応では円高もさっぱり収まらず、工場の海外流出という、地方にとって非常に深刻な悪影響が及びます。 このような事情から、地方自治体は行政も企業もこれまで以上に自力で振興を図らねばなりません。 とはいえ、地方で建設業や大企業の工場に代わるものが突然生まれるわけもありません。3大都市圏以外の地域では、どうやって農産物や加工食品の売り上げを上げるかという努力をすることとなります(観光については次回、詳しくお話しします)。 円高は、地方の農産物にも加工食品にも悪影響を及ぼしています。 私が住んでいる福岡で全国的に有名な食品といえば「明太子」です。原
訪れた福島市の果物直売店でセシウムの数値を尋ねると、店主はそっと検査結果のメモ書きを見せてくれた〔PHOTO〕結束武郎(以下同) ---肉牛・乳牛への汚染をゼロにはできない、いかに基準値内に抑えるか。その「技術と工夫」を現地の農家・畜産家に見た 果物畑が拡がる山裾の道をドライブすると、次々に観光果樹園や、店先に梨、桃、リンゴ、ブドウなどを並べた直売店が目に飛び込んでくる。福島市の西側に広がる吾妻連峰の麓を走る県道5号線は、約14kmにわたり「フルーツライン」の愛称で親しまれる観光スポットだ。 例年なら今頃は、県外のマイカーや大型観光バスが列をなし混雑する。が、今年は様相が一変した。すれ違う車は地元の福島ナンバーばかりで、店に立ち寄る客も少ない。ある店で車を停めると、店主が笑顔で迎え入れ、すぐに桃2個と梨1個をむいてくれた。 「今年は天候も良かったのでとても美味しいですよ。でも、観光客は9割
大量の農薬が使われた野菜や果物、ホルモン剤や抗生物質がたっぷり投与されていた畜産物、脂肪と砂糖がふんだんに使われたファストフード。 輸送システムの発達で、食材は海を越えて届けられ、そうした食材には保存料が使われていたり、遺伝子が組み換えられていたりしていることもある。さらに食材がどのように作られるのか見たことがない子供たちは、ジャガイモが畑の土の中にできるのか、木になるものなのか、分からない・・・。 上に書いたことは、決して大げさなことではない。現実のものだ。 加えて現代は、食材の生産現場、販売店、さらに消費者も「効率」や「利便性」を追い求めている。大量の農薬や抗生物質を使って効率的に生産し、大量の保存料で食材や加工食品が長持ちするように販売し、いつでも、どこでも、様々な食べ物を手に入れる。 このサイクルから抜け出すことは、その業界での「敗者」を意味するので、簡単なことではない。消費者も、
田原総一朗×浅川芳裕×福島の農業経営者たち「農作物の安全、国民の安心のために何をすればいいのか」 『現代ビジネス@福島』キックオフ座談会VOL.2 田原: 佐藤さんのところは、いつ頃から営業を再開しようと考えておられますか。 佐藤: 除染の終わったところから冬野菜の作付けを始めましたが、9月初めから作付けすると、11月末か12月が収穫期になります。直売所の運営ができるようになるのが来年の4月頃ですから、それまでまるまる一年間休業する形になります。 田原: 浅川さん、これから営業を再開するためには、これから営業するよ、買っていいんですよ、これはうまいんですよ、と広報もしなければならないですが、どうすればいいですかね。 浅川: 地元のお客さんしかいなかったところがいちばん大変なんですよ。お客さんがほぼゼロになってしまうわけですから。福島を応援しようという気持ちで長期的に買ってくれるお客さんだと
田原さん、『農業経営者』副編集長・浅川芳裕さん、 「あおむしくらぶ」の鈴木光一さん「生木葉ファーム」の佐藤良治さん 司会: 現代ビジネスは「福島の問題を日本全体の問題として考えていきたい」ということで、9月22日から11月までの3ヵ月間、「現代ビジネス@福島」というテーマで編集拠点を福島県に移し、現場から情報発信をしていこうと考えています。 その第一弾として、本日は「田原総一朗と福島で農業を考える車座ミーティング」と題して、田原総一朗さんと月刊『農業経営者』副編集長・浅川芳裕さんのお二方に郡山までお越しいただき、福島県内の農業経営者や農業関係者の方々を交えて福島県の農業を考えていこうと思います。 田原さん、浅川さんのお二方に加えて、地元福島からはお二方の農業関係者にパネラーとして参加していただきました。お一人は「あおむしくらぶ」という農業経営の集まりに参加して農業経営の未来を模索しておられ
日本という場所に暮らす人にとって、生まれ育った場所としての「故郷」とはどのような意味を持つのだろうか。1950~60年代、地方に生きる多くの人たちが、仕事を求めて故郷を離れた。地方から都市への人口の流れはとどまるところを知らず、2010年の東京都の人口は1300万人を超えた。 果たして、故郷を離れた人たちが、置き去りにしてきた故郷を振り返る時が来るのだろうか。あるいは、そのまま都市部にとどまり続けるのだろうか。 島根県の中南部、広島県との県境に位置する小さな町「飯南町」に、1人の男性が暮らす。男性の名前は畑井一馬さん(83)。「お国のため」に、あるいは家族のために、人生のほとんどを故郷とは違う場所で過ごした。 東京オリンピックの前年、家族を養うために東京で出稼ぎを始め、その後は全国の橋梁建設現場を渡り歩き、40年近い歳月を日本の経済成長の最前線で生きた。彼が最後に選んだ場所は、自分が生まれ
9月1日、世界的医学雑誌『ランセット』が「国民皆保険達成から50年」と題した日本特集号を発刊しました。200年近くに及ぶ長い歴史を誇るこの医学雑誌において、先進国単独で特集が組まれたのは日本が初めてです。 アメリカのオバマ大統領が現在導入しようとしている国民皆保険制度を、日本は50年も前に達成し、平均寿命などの健康指標は世界トップレベルです。その上、日本の医療費は国内総生産(GDP)のわずか8.5%程度と米国の半分に過ぎず、低コストの医療を実現しているのです。 日本の医療が、グローバルヘルスにおける世界のリーダー的存在と認められ、特集号が発行されたのは、日本人として誇りに思うべきことです。 しかし、私はこの快挙を手放しで喜ぶ気持ちになりません。 なぜならば、日本の医療は国民の健康水準を大幅に改善して、世界一の長寿国を達成し、なおかつ医療費も安く済んでいるにもかかわらず、日本人の日本の医療に
9月16日、秋の風物詩である上海蟹*の水揚げが今年も解禁された。北京の大手国有企業に勤める楊さんの一家は、毎年このシーズンを楽しみにしている。しかし今年は、上海蟹にありつけないのではないかと心中穏やかではない。 *チュウゴクモズクガニの日本での通称。中国では「大閘蟹(ダーチャーシエ)」と呼ばれ、毎年10~11月がシーズン。江蘇省蘇州市にある陽澄湖産のものが最高級とされている。 昨年までは500元(約6200円)も出せば、一家で食べるのに十分な数の蟹が買えた。ところが今年は、陽澄湖産上海蟹の価格が解禁日から急騰。わずか3日で過去10年来の最高値をつけたのだ。 商品券があっても「品切れ」 幸運なことに、楊さんの手元には取引先からもらった陽澄湖産上海蟹の商品券があった。一家はこれで今年も上海蟹が食べられると喜んだが、それもつかの間だった。ここ数日、楊さんは北京市内の複数の専売店に何度も電話してい
おっさんになったせいか、企業家の成功譚やら商売の苦労話が好きになった。日本の話も面白いのだが、どうにかして法や慣習の裏をかこうと13億人が頭を回転させている中国の話は、より強烈なものが多い。 というわけで、2011年9月29日付南方週末が「ディス・イズ・中国人」という、素晴らしい中国ビジネス話を報じていたのでご紹介したい。タイトルは「“蟹券”疯狂:送礼经济中的商业模式」(熱狂の『蟹券』=贈答経済のビジネスモデル)だ。 「蟹券」という聞き慣れない単語は「上海ガニの引き替えクーポン」を指す。ここ数年、この「蟹券」が大流行。上海ガニは例年9月から12月がシーズンだが、今では蟹業者の多くは、シーズンに入る前のクーポン販売で売り上げを得ているという。 正宗阳澄湖大闸蟹--帮客户拍得一组照片 / kittysara ■クーポン化とグルーポン系サイト 生きた蟹を売る商売からクーポン(業界では「紙蟹」とい
東日本大震災以降、注目されている言葉の1つに「リジリエンス(Resilience)」がある。「しなやかさ」とも訳される言葉で、災害に負けない社会の在り方を示すキーワードだ。これを2009年末に提唱したのが書籍『しなやかな社会の創造』。共同執筆者の1人、林春男教授(京都大学防災研究所)に、震災とリジリエンスについて聞いた。 ――防災研究という立場からこの『しなやかな社会の創造』の執筆メンバーに加わったとのことですが、まず防災研究がこれまでどのように発展してきたのかを教えてください。 防災研究は進化し続けており、今は第3世代ぐらいにあると言えるでしょう。第1世代は考え方を簡単に言うと、「起こってしまったらしょうがない、対応をしましょう」という考え方でした。国家に防災を担う専門の組織がなく、既存の危機管理組織を使って対応だけをする。現在でも世界の多くの国では災害対応を軍隊にすべて任せているのです
9月13日に米国国勢調査局が発表した数字は、米国民に衝撃を与えた。2010年時点で連邦政府が定める貧困ライン(4人家族で所得が2万2314ドル以下、1ドル77円計算で約170万円)を下回る生活を送る人の割合は09年から0.8ポイント増加し、15.1%になった。これは93年以来、最悪の数字となる。貧困層に属する人は、前年の4360万人から4620万人へと増加しており、52年間に渡る統計調査の歴史で過去最多数となった。景気低迷が長引くなかで、中間層が貧困層へと没落していく事実を突きつけられたかたちだ。 貧困人口の割合は、6人に1人に迫る勢いだが、人種別の格差も目立つ。黒人の貧困率が27.4%と突出しており、その後ヒスパニックが26.6%と続いている。つまり黒人とヒスパニック系は4人に1人以上という高い割合で貧困に属していることになる。 貧困層が拡大しただけでなく、平均的な国民の生活が地盤沈下し
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