ドラマ『信長協奏曲』の小栗旬さん。最高に面白かった。 白色人種、黄色人種、黒色人種、褐色人種・・・ 遺伝的には、ほとんど違いはないのですが、 その中に、まれに天才という人種が混じっています。 それを中国では麒麟(きりん)といい、幼少から秀でた才能のある子を麒麟児と呼びます。 麒麟は不幸です。 凡人には見えないものを見、知らないものを知覚するのが天才だからです。 彼らにとっては自明の理も、それ以外の人にとっては全くの理解不能。それが天才というものです。 もう一度、別の表現で書いておきます。 天才は不幸です。 だから、私は自分が凡人であることにほっとして微笑を浮かべ、運悪く天才として生まれてしまった男に、迷信じみた恐れと悲しみを覚えているのです。 織田信長、彼はとびきりのアホで、天才のカケラもないガキでした ーーーーーー 男にしては白く長い指がひらりと動いて、おいでおいでというように誘っている