イングランド東部、サーン川の水面には、息絶えた魚が数千匹も浮かぶ。写真はグレート・ヤーマス近郊でヤー川の状況を確認するダンカン・ホームズさん。2月10日撮影(2023年 ロイター/Thomson Reuters Foundation/Rachel Parsons) [ブローズ国立公園(イングランド) 26日 トムソン・ロイター財団] - イングランド東部、サーン川の水面には、息絶えた魚が数千匹も浮かぶ。頭上でカモメが弧を描き、観光客が当惑して見守る中、ダンカン・ホームズさん(48)は船をその中へと進めていく。 ホームズさんは前職のエンジニアを辞め、釣りのインストラクターになった。9月のある日に船を出し、魚の大量死の深刻さを記録した。ブローズ国立公園(ザ・ブローズ)における生物多様性の低下と、環境保全に向けた足並みの乱れに対する懸念は増大している。