プロレスラーのザ・グレート・サスケ(本名・村川政徳)元岩手県議の覆面を制作した自営業の男性=東京都葛飾区=が、元県議と運営先の「みちのくプロレス」(盛岡市)に未払い分の制作代金と慰謝料計約430万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴していたことが14日分かった。同日開かれた第1回口頭弁論にサスケ元県議本人も出廷し、争う意向を示した。 男性の代理人によると、本間健裕裁判官は覆面姿のサスケ元県議に対し提示を求めた身分証明書や、持参してきた訴訟の関連資料などから本人と確認した。 訴状によると、男性は、元県議側の依頼で98年3月~今年8月、試合や県議会、結婚式などでかぶる覆面計約170点を制作したが、元県議は代金約330万円を支払わず、ブログに覆面を侮辱する書き込みをした、としている。