この本は、長年学習塾講師として勤めてきた還暦を迎える男性が、4,000万円のローン返済と少子高齢化に伴う塾からの収入減少を補うために、副業とし「せどり」を開始し、アマゾン・マーケットプレースで本を転売するネット古物商を開始してから軌道に乗せるまでの実話である。 コンピュータの知識もなく、ネット通販等の利用経験もない著者が、見様見まねで「せどり」を開始してから徐々に規模を拡大し、ついには副業だけで月商150万円にまでなるわけだが、せどりをビジネスにするのは、そう簡単なことではないということが良く分かった。 北関東在住の著者は、主にブックオフで古本を仕入れるわけだが、基本的に塾の授業がない日は朝一番から夕方までずっと古書店で「せどり」をする日々を送っている。 そして朝晩は注文が入った本をクリーニング、梱包して発送したり、新たに仕入れた本を出品したりという業務が続く。 買ってきた本がすぐ売れるわ