英語検定試験「TOEIC」が、来年5月にリニューアルする。問題文を一部長文化するほか、誤文訂正問題をなくすなどして実用性を高める。リスニング問題は、アメリカ発音に加えて英国やオーストラリアの発音も採用する。難易度や試験時間、問題数は変わらない。 一般申し込みで受験する公開テストは、来年5月28日に実施する第122回から新テストに変わる。企業や学校など団体向け試験のリニューアルは2007年度以降になる。 新試験では、リスニング問題の一部を長文化する。会話聞き取り問題はこれまで、短文1文×30問だったが、文章を長めにし、1文当たりの設問を3問(10文×3問)に増やす。テストを開発している米国Educational Testing Service(ETS)のトリナ・デュークさんは「現実生活により近いシチュエーションの試験になる」としている。 写真を正しく説明している文章を選ぶリスニング問題は、2