仙台市の地下鉄東西線が開業して6日で1年。1日当たりの平均乗客数は5万人弱で、当初目標の8万人の6割ほど。特に東部の駅で予想を大きく下回った。沿線の開発が期待通りに進んでいない影響が大きく、黒字化達成の目標も遠のいている。 奥山恵美子市長は11月30日の記者会見で、8万人のめどを問われると、「具体的に申しあげる段階にない」と歯切れが悪かった。 市は、開業当初から乗客が8万人になる前提で10年目に単年度黒字、24年目に累積赤字を解消するシナリオを描いた。だが、今年10月末までの平均乗客数は4万9155人だった。 開業前には「(8万人)達成は…