スペイン北東部のカタルーニャ州の議会でスペインからの独立の是非を問う住民投票を来月実施する法律が成立したことについて、スペインの憲法裁判所は無効だとする政府の訴えを受けて法律の施行の一時差し止めを命じ、「投票は必ず実施する」としてきた州政府の今後の対応が焦点となっています。 これに対してスペインのラホイ首相は7日、「許しがたい違法行為だ」と激しく非難したうえで、あらゆる手段を尽くし投票を中止させるとして、今回の法律の無効を求めて憲法裁判所に訴えを起こしました。 これを受けて憲法裁判所は、違法かどうかの判断を示すまで法律の施行を一時差し止めるとし、カタルーニャ州内の自治体に対して投票の準備を中断するよう命じました。 さらにスペインの検察は、違法な住民投票を計画したとして州の政府や議会の幹部を起訴する方針を示しています。 カタルーニャ州政府はこれまで「住民投票は必ず実施する」と強調していて、投