鹿児島県・奄美のご当地検定「奄美大島検定」の上級編グランドマスタークラス検定で、当初想定していた90点以上の合格者が1人もいなかったことがわかった。合格ラインを80点以上に下げて3人を合格としたが、主催者側は「問題をひねり過ぎた」と猛省している。 同検定の上級編は1日に初めて実施。昨年3月に初めて行った基礎編であるマスタークラス検定の合格者が対象だった。全50問の3択で1問2点の100点満点。64人が受検したうち、90点以上はおらず、80点以上は奄美市2人と瀬戸内町1人の3人だけ。平均点は58.5点にとどまった。 設問は、島内の教育委員会や自然保護団体に所属する歴史・文化・自然の専門家7人が作成。「ジュゴンの奄美方言名は」「サトウキビの原産地は」などの難問が並んだ。ちなみに、答えはそれぞれ「ザン」「インド」。 主催した奄美大島体験交流受入協議会の担当者は「もうちょっと取れると思ってい