今年はウェアラブル元年と言えるほど、多くのウェアラブル機器が市場に投入されるとみられている。『Google Glass』など視覚的なユーザーインターフェイスを拡張する取り組みもあるが、もっとも活況を呈しているのがセンサー系のウェアラブル機器。活動量、心拍、体温などを計測しておき、スマートフォンやクラウドを通じ、ヘルスケアやライフスタイルの向上に役立てようというわけだ。 こうしたセンサー系ウェアラブル機器は、少なからず以前からも存在していたが、超小型で高精度のセンサーを作るMEMS技術の発達、スマートフォンの普及、クラウドの一般化などが、ウェアラブル機器の爆発的増加の背景にある。2014年1月に開催された“International CES 2014”では、センサー系ウェアラブル機器のメーカーだけでも300社を数えた。 このようにセンサー系ウェアラブル機器が流行している背景をとらえるならば、
