全国農業協同組合中央会(JA全中)の万歳章会長は24日、都内で記者会見し、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加に反対する署名が1167万人分集まったと発表した。 交渉参加に反対する請願書を国会に近く提出することも表明した。万歳会長は「重く受け止めてほしい。食と暮らしと命を守るという観点から、交渉への参加は断固反対だ」と語った。 会長によると、与野党の国会議員約350人が請願の趣旨に賛成し、紹介議員になることを承諾したという。議員名は25日に明らかにし、今後の選挙の判断材料にするとしている。 国会法では、衆参両院に請願を行う場合、国会議員の紹介を通して提出するよう定められている。紹介議員になることを承諾した議員は、衆院が約230人、参院が約120人。社民党、共産党は所属議員のほぼ全員、公明党は約6割が承諾した。民主党の国会議員のうち、承諾した議員は100人を上回ったという。