JR池袋駅(東京都豊島区)前で車が暴走し歩行者5人が死傷した事故で、現行犯逮捕された医師金子庄一郎容疑者(53)が、暴走事故を起こす前に、東京都内から横浜市や埼玉県所沢市を転々と移動したと供述していることが18日、警視庁池袋署への取材で分かった。 同容疑者は「寝不足で一日中運転して疲れ、居眠り運転した」などと話している。 同署は18日、金子容疑者を東京地検に送検。事故当日の行動について裏付け捜査を進めるとともに、事故直後に叫んで暴れていたことから健康状態を詳しく調べる。 池袋署によると、金子容疑者は調べに対して、16日午後1時ごろに東京都北区内の自宅を車で出発したと供述。横浜市鶴見区で墓参りをした後、同市都筑区や埼玉県所沢市の熱帯魚店などを回っていったん帰宅。さらに事故現場から約300メートル離れたラーメン店で夕食を取ったと説明している。この間の移動距離は少なくとも計90キロ以上で、