お正月になると、新撰組や鞍馬天狗がテレビで放送されていましたが、今年はどうなんでしょうか? 新撰組の物語も見飽きていますが、今でも疑問に思うことがあります。薩摩・薬丸自顕流との戦いについてです。 新撰組の剣士は腕利き揃いです。その剣士が集団で少人数の敵を襲うのですから、襲われたほうは敵うわけがありません。逃げるか切られてしまうかのどっちかです。 鎖帷子(くさりかたびら)という防具を着込み、防具を身につけていない敵を襲うこともありました。 京都で暗躍する不逞浪士や倒幕志士を見つければ、狂犬のように切りかかる新撰組は、人々に恐れられていました。 近藤勇も恐れていた薬丸自顕流 そんな新撰組も薩摩・薬丸自顕流の使い手には、逆に恐れを抱いていました。 「薩摩の初太刀は、外せ」 と新撰組・局長の近藤勇が隊士に指示するほど恐れていたのです。 薩摩藩には示現流と薬丸自顕流があります。京都では薬丸自顕流の使