近所の保育所から聞こえてくる子どもの声がうるさくて、日常生活に差し支えが出たとして、愛知県豊田市の住民などが保育所を運営する社会福祉法人に対し、防音設備の設置と慰謝料を求める訴えを、15日までに名古屋地方裁判所岡崎支部に起こしました。 訴えを起こしたのは豊田市の私立保育所の近くに自宅や職場がある男女4人です。 訴えによりますと、4人は6年前に保育所ができて以降、子どもたちの大きな声で仕事に集中できなくなったり、うつの症状になったりるするなど日常生活に差し支えが出たということです。 このため、騒音対策を求めたのに十分な対策を取らなかったとして、保育所を運営する市内の社会福祉法人に対し、防音設備の設置と慰謝料、計600万円の損害賠償を求めています。 訴えられたことについて、保育所の園長はNHKの取材に対し「真摯に受け止め、今後も努力して円満な解決を目指したい」と話しています。