大規模な調査で人間の性行動の思いがけない実態に迫った衝撃作『性欲の科学―なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか』 その「実験」が行われたのは、09年の夏のこと。使われたのは皿いっぱいのパスタ、それにエッチな映像だ。 当時ボストン大学の博士課程だったオギ・オーガスは、自分が住んでいるアパートのロビーで隣人のゲイのカップルに出くわした。知り合いというほどの仲ではないが、頼んでみる価値はあると考えたオーガスは、彼らに自分の研究に協力してくれないかと尋ねた。オーガスの研究とは――セックスについての大規模調査だ。 そのカップルはちょっとたじろぎながら笑った。それでも、興味を持ってくれたようだ。48時間後には、そのカップルとオーガスの男3人が真っ赤なビニール製のソファに腰掛け、パスタと赤ワインを片手にゲイポルノ鑑賞会に取り掛かっていた。壁にはイタリアのセックスシンボル、女優ソフィア・ロー
悩みを聴く技術―ディープ・リスニング入門ジェローム リス Jerome Liss 春秋社 2009-01 売り上げランキング : 141153 Amazonで詳しく見る by G-Toolsもしカウンセリングに興味があるけれど、実際に勉強する時間がない人がいて、その人から「すぐに使えるカウンセリングの本はありますか?」と尋ねられたら、この本を答えると思う。「聴くなんたら」って本は山ほどあるけれど、どれもすぐ精神論に陥る。だいたい、講演好き・話し好きの先生が「相手に対して敬意のある沈黙を」とか言ってもピンと来ない。先生、人の話聴くの苦手じゃん? だから「ディープ・リスニング」である。 「聴く」なんてただの技術。カウンセラーの人柄など関係ない。要は相手から見たとき「この人に私の話が伝わっている」と思ってもらえる聴き方をすれば良い。思いやり深い必要なんてないし、度量が広い必要もない。ただ「聴いて
石原慎太郎が芥川賞の選考委員を退任するようだ。まことに残念なことである。私は以前、石原の意向がどの程度受賞に反映しているか、調べたことがある。実際には大して反映されていないのだが、まるで石原が反対したために、そいつらの好きな作家が受賞できないかのごときデマを振りまいたり、石原と宮本輝の意見は選評を見たって一致しないことが多いのに、まるで二人がいつも結託して同じことを言っているかのごとくに言うデマゴーグが後を絶たない。 石原や村上龍の選評は、いつも溜飲を下げさせてくれたもので、今回の候補作罵倒にしたって、候補から漏れた私にしたら痛快でしたとも、ええ。 石原を悪く言う連中というのは、都知事としてとか、保守派政治家としての発言とかが気に入らないのだろうね。しかし橋下と石原では、橋下は政策がファシズムなのに対して、石原はそうではないということ。そしてもちろん、それは文学者としての作品への判断とも別
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma 本を書くというのは、原理的に自分の死後の読者に向けて書いているようなものなのだというのはよく言われることなのだけど、ぼくは一般意志2.0でようやくそれを具体的にも実現できたような気がする。 2012-01-15 01:35:06 東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma ぼくが「本を書く」ことを大切にしているのは、ぼくは基本的に「いま流行しているもの」に興味がなく、ひとは「書く」ことによってしか「いまここ」の限界を超えられないと思っているからです。——そんな発想そのものがぼくの限界かもしれませんが。 2012-01-15 01:38:58
東大の学生・院生が中心となって、 京大・東工大・一橋大・慶応大・早稲田大・東京医科歯科大などの学生・院生らとともに、 自らの進路選択や学習途上の状態においてこんな書籍リストが欲しかったというものをつくりました。 ますます細分化され、かつ、多様に広がっていく学問の世界を、 自分の専門外をも把握することの重要性の認識は皆共通のものと言えますが、 時間的制約等の困難を伴うため現実的には実行されにくい状態にあり、 この書籍紹介が、進路選択のみならず他専門への認識を深める入口の一助となればと考えています。 あまりに膨大な学問の世界を、分類すること自体が非常に難しいことですが、 大学は時の流れに応じながら常に、学科名専門名という形で、その困難な分類をし続けています。 今回、それぞれの分野の息吹が感じられる本を、東京大学の学部学科専門区分によって整理致しました。 あくまで学生院生制作によるものですので、
「良書悪書」のコーナーも最近は認知度が高まり、毎週10冊ぐらい本が贈られてくる。1冊ずつお礼することもできないので、ことし献本いただいた著者と版元には、ここでまとめてお礼を申し上げます。 今年は豊作だった。私の個人ブログとあわせてリストアップすると20冊ぐらいになったが、そのうち文句なしのトップは1である。タレブもいうように、これは国富論と並ぶような新しい学問を創造するインパクトをもつ本だと思う。来年、早川書房から邦訳が出るようだ。3も原著は名著だが、訳がひどい。 “Thinking, Fast and Slow” 『放射能と理性』 『フォールト・ラインズ』 『中国化する日本』 『エネルギー論争の盲点』 “Rational Decision” “Civilization: The West and the Rest” 『正義のアイディア』 『〈起業〉という幻想』 『マンキュー マクロ経済学
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