ナイジェリア北部のカノで、隣国カメルーンから密輸された後に保護されたニシローランドゴリラの2頭の雌(2003年5月22日撮影、資料写真)。(c)AFP 【3月3日 AFP】AIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)を引き起こすHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の数グループの株のうち、これまで起源が判明していなかった2つのグループが、カメルーン南西部のゴリラに由来することを国際研究チームが突き止めた。これでAIDSの流行の主要な原因となっている4グループのHIV株について、すべて起源が判明したことになる。 フランス開発研究所(IRD)のウイルス学者、マルティーヌ・ペータース(Martine Peeters)氏と仏モンペリエ大学(University of Montpellier)が率いた研究の結果が、2日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy