障害者雇用の水増し問題をめぐって、NHKが各省庁の実態を取材したところ、意図的な水増しが疑われるケースもあったことがわかりました。 さらに緑内障と自己申告した職員についても障害者として計上していたということです。障害者として計上されていることを職員本人が知らないケースもあったということです。 NHKの取材に対して、文部科学省の幹部は「障害者ではない職員が計上されている可能性があると人事の担当者も認識していた疑いがある。意図的だと批判されてもしかたがない」と話しています。 一方、防衛省と防衛装備庁では、合わせて343人を水増ししていましたが、「左耳が聞こえない」などと自己申告した職員について、障害者手帳の有無など詳しい確認をせずに計上していたケースがあったということです。 防衛省の担当者は「厚生労働省との間で認識の共有や確認が十分ではなかった」と話しています。 また、環境省では31人を水増し