講演会場が静まり返った――中国が生み出した衝撃のトランジスタ構造:湯之上隆のナノフォーカス(82)EE Times Japan20周年特別寄稿(1/7 ページ) EE Times Japan 創刊20周年に合わせて、半導体業界を長年見てきたジャーナリストの皆さまや、EE Times Japanで記事を執筆していただいている方からの特別寄稿を掲載しています。今回は、独自視点での考察が人気のフリージャーナリスト、湯之上隆氏が、2025年の「VLSIシンポジウム」で度肝を抜かれた中国発の論文について解説します。 EE Times Japanは2005年6月24日に創刊し、2025年で20周年を迎えました。筆者の手元には2005年7月号の創刊号の冊子がありますが、ページをめくって眺めてみると、大変感慨深い思いがこみ上げてきます。ここで、20年間にわたって半導体技術の最前線を追い続けてこられた関係者
