5月に入ってWindows Server 2008 R2のRCが一般ユーザーにもリリースされた。標準搭載されている仮想化ソフト「Hyper-V 2.0」の機能もほぼ固まったようだ。そこで、今回は5月に米国で開催されたITプロを対象としたカンファレンス「Tech・Ed 2009」で明らかにされた情報を含めてHyper-V 2.0を紹介していく。なお、Tech・Edでは、Hyper-V 2.0をHyper-V R2とも呼んでいたが、最終的な名称はHyper-V 2.0となるようだ。 ■スケーラビリティを向上したHyper-V 2.0 Hyper-V 2.0のベースとなるWindows Server 2008 R2は、論理CPU(コア)を256個サポートしている。クアッドコア(4コア)のCPUなら、64個のCPUを搭載したサーバーとなる。今後リリースされるオクタコア(8コア)の場合は、32個のC