駅や、ビルの中で良く目にする、心停止の現場で使われるAED。突然の心停止や突然死はいつ自分の目の前で起こってもおかしくない話だが、いざとなると最寄りのAEDがどこにあるのか、どう対処していいのか、パニックに陥ってしまう。 その緊急事態を、ITやアプリの力で解決しようという試みが、京都大学とCoaido(コエイド)の共同開発中の新アプリ「AED SOS」でされている。 人命救助の現場で将来役立つアプリを開発しているスタートアップ企業、Coaido株式会社の代表取締役 CEOの玄正 慎氏に話を聞いた。 ■心停止の現場の厳しい現実とITの力 Q、ずばり、「AED SOS」とはどのようなサービスですか? 「AED SOSは、心停止の現場にすぐに付近の救助者を呼んで命を救うためのSOSアプリで現在開発を進めています。心停止者の救命は時間との勝負であり、救急車を待っているだけでは手遅れになります。そこ