日本銀行が4月1日に発表した企業短期経済観測調査によると、指数は引き続き改善されたが、主要指数はまだマイナスで、経済が依然として低迷状態にあることが示された。 日本の経済産業省が今年2月にまとめた『日本の産業を巡る現状と課題』には、「今後、日本は、何で稼ぐか」と記されている。これは日本経済の困り果てた現状を実によく表している。では、日本はどのように競争力を失ったのだろうか。中国はその過程を探り、参考にする必要がある。 1990年代以降、経済の長期低迷により、日本のもとからある制度は揺らいでいる。1990年代の米国はITの急成長に頼り、その増加し続ける企業収益は日本の羨望と学習の対象となった。「プラザ合意」後、米国は日本に経済構造の改革と市場の開放を強く迫った。1998年には『外貨法』が改正され、外貨取引は完全に自由化された。2001年から、米国は日本に対し毎年『日米規制改革および競争政策イ