おおさか維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は1日、参院選東京選挙区(改選数6)に、元長野県知事で作家の田中康夫氏(60)の擁立を検討していることを明らかにした。両氏は2日に大阪市内で会談。党幹部と協議し、最終的に擁立を判断する。 松井氏は大阪府庁で記者団に「(擁立が)まだ決まったわけではないが、『一度会いたい』との申し入れがあった。田中氏は『東京選挙区で』とおっしゃっているらしい」と述べた。さらに「長野県知事の時に、脱ダムと行政改革は問題意識を持って提案していた」と評価した。 田中氏は2000~06年に長野県知事を務め、「脱ダム宣言」などで知られる。新党日本を立ち上げて代表に就任し、07~09年に参院議員。09年の衆院選では兵庫8区で初当選したが、12年に落選した。著書に「なんとなく、クリスタル」などがある。