1、諏訪大社について 諏訪湖を取り囲むように、諏訪大社は4つの宮から構成されています。 ・上社本宮:諏訪市 ・上社前宮:茅野市 ・下社春宮:諏訪郡下諏訪町 ・下社秋宮:諏訪郡下諏訪町 この4つを総称して諏訪大社です。日本全国に1万社以上ある諏訪神社の大元締めです。 主祭神は、大国主神の御子神である建御名方神とその妃神である八坂刀売神。下社秋宮では、建御名方神の兄に当たる八重事代主神も併祀します。 諏訪湖 諏訪大社上社本宮 2、諏訪七石について 1238年(嘉禎4年)『諏訪上社物忌令之事』には、七つの石の存在が記述されています。現在これを諏訪七石といいます。 ・硯石 ・沓石 ・蛙石(甲石) ・小袋石 ・亀石 ・兒玉石 ・御座石 今は廃絶している神事の1つに、湛神事と呼ばれるものがあります。 3月の大御立座神事の時、神使が「湛(たたえ)」と呼ばれる場所を巡り、そこで神降ろしを行ない