音楽を聴きながらワインを飲むと、曲によって味の感じ方に違いが出てくる。英国の研究者がこのような実験結果を発表した。 実験では250人の大学生(男女半数ずつ)を5つのグループに分け、うち4つは15分間音楽を聴きながら2005年のアルファ・カベルネソーヴィニヨンまたはチリ産シャルドネを飲んでもらった。音楽は力強く重厚なカルミナ・ブラーナ、繊細で洗練されたチャイコフスキー「くるみ割り人形」の「花のワルツ」、活発で元気の出るNouvelle Vagueの「Just Can't Get Enough」、落ち着いていてソフトなマイケル・ブルックの「Slow Breakdown」。残る1つのグループはBGMなしでワインを飲んだ。 学生にワインの味を評価してもらったところ、カルミナ・ブラーナを聴いたグループは、ワインの味を「力強く重厚」と評価し、Slow Breakdownを聴いたグループは落ち着いていて