アフガン・ハウンドの「ホープ」は、飼い主のヘンリーさんと同じワイルドな毛だ。英国の写真家ジェラード・ゲシングス氏は、飼い主に似ているイヌをテーマにした写真シリーズの一環として、このペアを撮影した。(Photograph by Gerrard Gethings) 世界中でおこなわれた15の研究をレビューした最近の論文で、イヌとその飼い主は見た目と行動が似ているだけでなく、共に過ごす時間が長くなるにつれて性格の類似性が深まっていくことが示された。論文は2024年9月29日付けで学術誌「Personality and Individual Differences」に掲載された。イヌは飼い主に似るという説を裏付ける科学的根拠がまたひとつ加わった。 多くの研究で、ボランティアの被験者にイヌと飼い主の写真を正しく一致させられるかを調査していた。その結果、正解の割合が偶然の確率(チャンスレベル)を上回る