パロマ社長と萩本欽一。不祥事(完全に責任があるとは言いきれない)から謝罪という共通する流れに身を置いた両者。一方は激しいバッシングを受け、もう一方は逆に応援されている。事件の重大さにかなりの開きがあるので、並べて論じるにはいささか無理があるが、メディア慣れの有無がその後の運命を左右した好対照ではなかろうか。 まずは、パロマ社長。彼は他の不祥事社長同様、とりあえず「私は悪くない」と開き直る。世間(メディア)から「ふざけんな!」という声が爆発した後、「ごめんなさい」。すると今度は「やっぱテメェが悪いんじゃん!最初にウソつきやがったな!」と、再度世間さまからお叱りの声をいただく。「一粒で二度おいしくない」最悪の対応だ。でもみんなこのパターンに陥る。社長だって人の子、「俺は悪くないって」言いたくなる気持ちも分かる。しかも怒りをぶつけてくる相手が直接被害を受けた人達だけならいざ知らず、ぶっちゃけ何の