鬼怒川や那須などの温泉旅館8軒が6月29日、今年の正月の宿泊予約を無断キャンセルされたとして、同一の予約者らを相手取り、損害賠償を求める訴訟を宇都宮地裁大田原支部に起こした。「ノーショー(No Show)=姿を見せない」と呼ばれる無断キャンセルは全国で問題となるが、賠償請求の費用に二の足を踏み、泣き寝入りするのが大半で、訴訟に至るのは珍しい。業界で対策の検討は進むが妙案はなく、裁判の結果への期待は大きい。(割田謙一郎) ■連絡つかず 「露天風呂付きの部屋を用意したのに……」。栃木県那須塩原市の旅館「湯守田中屋」では、最上階から渓谷を見下ろす最高級の部屋と、自慢の炉端料理10人分を用意して待ったが、予約者らは姿を見せなかった。 キャンセル料請求の連絡も不通で、女将(おかみ)が被害を旅館関係の知人に打ち明けると、同じ団体のノーショーが県内で相次いでいたことが判明。被害総額は250万円に上った。
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