マンション階下の住宅に都市ガスを注ぎ込んだとして、警視庁亀有署はガス等漏出の現行犯で、東京都葛飾区白鳥、タクシー運転手、川田実容疑者(61)を逮捕した。川田容疑者は近隣とのトラブルが相次いでいたといい、同署の調べに「下の人が起こす振動で夜も眠れず、頭に来てやった」と供述している。 同署によると、川田容疑者は自室のフローリングをめくり、約1年かけて厚さ約13センチのコンクリート層を電動ドリルで“貫通”。キッチンのガスコンロにつないだビニールホースで都市ガスを注いでいた。 ガスは、コンクリートと階下の天井板の間の約18センチの空洞に充満。11月19日以降、ガス会社には通報が相次ぎ、計14回、職員が駆けつける騒ぎになっていた。 今月16日に同署が被害者宅の天井裏を調べた結果、約1・5センチの穴を発見。その後、検知機を設置して見張っていたところ、ガスが送り込まれるのを確認し、川田容疑者宅に踏み込ん