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書評:素晴らしく効率的な読書法とその限界 --- 城 繁幸
読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門 週刊東洋経済の連載から、読書に関す... 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門 週刊東洋経済の連載から、読書に関する部分だけを再編集した一冊。 タイトルにいささかの偽りも誇大性もなく、掛け値なしに素晴らしい読書の技法テキストだ。 著者のいう読書術とは分類であり、熟読すべき本と流すだけの本をえり分けるプロセスが肝だ(当然、その判断基準のために一定の読書量の蓄積は必須であるが)。 熟読すべきは基礎知識を与えてくれるベースとなる本で、そういった本は逆に何度も通読する。その他の本は基礎知識をもとに速読すれば十分だ。 その分類さえスムーズにできるようになれば、月300冊ほど“処理”することも可能だという。 そこまでのボリュームではなくても、ある程度読書しているという人間なら、無意識的に似たようなプロセスは経ているのではないか。著者はそれをさらに効率化し、実際の社会問題とリンクして知識を使用するケースまで踏み込んで紹
2015/07/16 リンク